博士号の価値

博士号取得で悩んでいる方や、将来、挑戦したいと考えている方に向けてのブログです。

日本における博士号の価値が低いとの記事を目にしました。その記事では同時に、博士号取得した分野での継続研究だけでなく、視点を変えての活躍を促すような内容も記載されていました。印象に残る記事でした。

本サイト「博士の小部屋」と並行で運営しているビジネス用のサイト「技術オフィスTech-T」ブログでも記載しましたが、サムスン勤務時代、周りは博士だらけという雰囲気でした。日本と違い韓国では欧米同様に博士号の保有の価値が高い上、サムスン等に就職するためには、博士号が強い武器になるようです。私自身も、サムスンからのお声がかかりのある部分は博士号の保有にあったと考えています。

私自身は、博士号取得に格段の熱意は無く、たまたま知り合いの教授からお誘いを受け、トントン拍子で取得にまで至りました。今にして思えば、本当に感謝しています。

博士号取得のために大学院に入学して、指導教授の方々からいただいたことばで、博士号取得を強く後押ししてくれた言葉を3つご紹介します。

まずは、山形大学の小山元学部長からの言葉をふたつ。

・博士号とは免許皆伝である。自分一人で研究を遂行する力があるかを示すことができれば免許皆伝となる。

・今持っているデータですべて完結する論理性ある考察を目指すように。決してデータ不足だからと手を広げないこと。手を広げ、結局博士号を取得できなくなった人をたくさん見てきた。

博士号取得のために何をなすべきかが大変にクリアになりました。

もう一つの言葉は、招待講演で訪問したアジアのある都市でお会いした山形大学の教授の言葉。シンポジウムが終わり、打ち上げの酒宴の席で博士号に挑戦している旨をお話ししたところ、「どんな研究テーマなの?」とお尋ねを受け、立ち話でほんの1分くらいご説明した後にいただいたことばです。

・いいたいころが理路整然としている。博士号取得大丈夫ですね。

論文執筆で悩んだ折などに、大変に自信ある対応ができました。